【笑三郎だより】

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始まりました

南座での弥生花形歌舞伎も無事に初日を迎え、本日は三日目となりました。
亀治郎さんとの共演も久しぶりですし、男女蔵さん、亀鶴さん、松也さん、壱太郎さんとご一緒するのは初めてなので新鮮な気持ちで舞台を務めております。
ここのところお天気が崩れて雨模様なので、気温も低く肌寒い日が続いております。この季節の厄介者の花粉も今年は昨年より少ないようなので先ずは一安心ですが、それでも全く反応が出ない訳ではなく毎日の鼻炎薬の飲用は怠れません(悲)。

「加賀見山再岩藤」は猿之助十八番の内でも大作なので上演時間が長く、2月の「金幣猿島群」に比べるとお稽古の時間も長時間に及びましたが、俳優の皆さん、裏方の皆さんのご協力で安心して初日を迎えられる運びに至りました。
そして迎えた初日にホッとしたのも束の間・・・。昨日東京から来月の「四谷怪談忠臣蔵」の台本が手元に届きました。それにしても台本の分厚い事といったら、こちらもかなりの大作です。何せ「仮名手本忠臣蔵」と「東海道四谷怪談」という二本の通し狂言がミックスされているのですから当たり前です。今月の芝居が落ち着いたら早速前回の資料映像を見ながら勉強を始めなくてはいけません。

ともあれ、今月の公演は一回一回を大切に務めたいと思っております。
ご来場の皆さま、どうぞ盛大なご声援のほど宜しくお願い申し上げます。

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今、稽古場が面白い

連日オリンピックで日本代表選手が奮闘されている姿をテレビで拝見していて世界の檜舞台に立たれている皆さんの緊張感やプレッシャーは相当なものであろうとお察しすると共に、大変な練習を積み確かな技術を評価され活躍されている皆さんに心より応援の気持ちでいっぱいです。
さて、番組の中でその選手たちの生い立ちなどが紹介されていますのを拝見していると、いつぞやの誰某さんの活躍を見て憧れて競技を始めたというのを耳にします。そして、今やその憧れの人と同じ舞台に立てたり、記録を塗り変えたりする時代を迎えている現実に歴史と時の流れを実感し感慨深い気持ちになります。

昨日から始まりました三月公演のお稽古ですが、とても面白い光景を目の当たりにしました。今回亀治郎さんが師匠の役であった又助を勤められるのですが、その中の又助住家の場では、幼い頃に弟の志賀市を演じられ、最近は姉のお露を演じ、この度兄の又助という具合に上がって来られています。今回のお露は中村壱太郎さんで志賀市は上村吉太朗くんです。(二人とも平成生まれ)そのお二人に亀治郎さんがアドバイスなさっている光景はとても面白く映りました。かと思えば今回花房求女を勤めている尾上松也さんも以前この芝居で志賀市を演じた経験の持ち主で、この場には三代の志賀市が揃っている事になります。

そんな光景を拝見していると先の話とリンクしてオリンピックにも親近感が増しました。
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時間の流れ

今年もあっという間に二月が終わろうとしております。
今月は単発のお仕事が多かったので何かと忙しい日々を過ごしながらも、適度に充電もできて充実した日々を過ごさせて頂きました。
今日からは三月公演のお稽古が始まりますが、二月は日にちが短いのであっという間に初日に突入してしまうように思われます。
二月はいろいろとやる事が多い月でしたが、今日からは逆に一つの事に集中できるので落ち着いて過ごせそうです。とはいえ、二日後には京都に入るのに先に発送する荷造りもまだしておらず俄かに慌てております(笑)。それに丁度気候の変わり目なので衣類も冬物と春物の選択に悩むところです・・・。
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ながと笑顔座

昨日の「第2回長門市伝統芸能まつり」は、お天気にも恵まれ客席いっぱいのお客様にご来場を賜り、盛大に終了させて頂く事ができました。

第一部では、長門市の正明市連合会の「雛鶴三番叟」と小野田市の埴生芝居保存会の「白浪五人男(稲瀬川勢揃い)」が上演されました。
私も客席で楽しく観劇させて頂きました。どちらも中・高校生の皆さんが出演され若く元気の漲った舞台を演じてました。お客様もお馴染みのツラネ台詞や見得が極まると歓喜した声援が飛び大盛り上がりでした。こうして若い方が伝統芸能に取り組んでくださっている事は頼もしく、客席が盛り上がる光景も嬉しい思いで拝見しました。

そして第二部は、ながと笑顔座(前回の上演の記念に付けましたネーミングです。)による「長門鯨回向外伝(ながとのくにくじらえこうものがたり)」。
元々は山口県のイベントの為に書き下ろしました新作の創作舞台ですが、それが再演される事も珍しい事なのに、出演者である山口県の各市に在住される皆さんが見事に再び顔を揃えて集って下さったのでほとんど配役の変更もせず上演できた事はとても驚くべき事だと思います。それだけ皆さんがこの作品に情熱を注いで下さっていたと思うと本当に嬉しく感激します。お陰様でこの度の再演では、演技指導に時間を取られるなく事もなく、安心して再演用に変更したい演出部分に稽古時間を当てられたので作品としても深みを増し、出演者も更に向上したお芝居(演技)を見せて下さりました。また、この芝居の大きな助っ人の和太鼓の演奏をお願いしています青波の皆さんも快く参加してくださり、数度の舞台稽古にも付き合って下さりました。

前回のイベント当日は私は新橋演舞場の仕事と重なりお客様の入った本番の舞台を見届けることが叶わなかったのですが、今回再演でその夢が実現しました。お客様の呼吸も加わった臨場感のある空間が目の前で繰り広げられておりました。
季節柄、稽古中に体調を崩されて本番に出演できなくなってしまった方もいらっしゃったのが残念でしたが、その方たちの思いも当日の舞台では一緒に輝いていたと私は思いました。

思い返せば、昨年のこの伝統芸能まつりの舞台で私が長門ふるさと大使の委嘱を賜った際に再演の企画が持ち上がり、一年後を楽しみに待っておりましたが、あっという間に一年経ってしまいました。

今後もながと笑顔座として再会できる事を楽しみに帰途につきました。
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行ってきます!!

それにしても寒いです・・・びっくり
長門は連日良い天気が続いてますがここ数日は随分と冷え込んでおります。

昨日は金曜日という事で、今日の最終舞台稽古を前に大道具、音響、照明すべてが揃いましたので、時間をかけて細かくお稽古を行いました。
自宅から劇場まで移動時間が随分かかる遠い市から通って来て下さっている方も居られますが、出演者、スタッフの皆さんは夜遅くまで熱心に取り組んで下さりました。
後は数をこなして、皆さんが前回以上にかみ合ったやりとりや演技が出来るように見守るばかりです。
ふと、前回は私はこの段階で長門から芝居の稽古で東京に帰らなければならなかったな・・・と思いながら見つめておりましたが、今回はお客様入った本番の舞台をこの目で見届けられると思うととても嬉しい気持ちでいっぱいです。

今回の公演も自由席ながら、すでに整理券が札止め状態なので本日の舞台稽古を急遽公開に切り替えて出演者のお身内さんにご覧頂くことになりました。
前回同様またまた嬉しい悲鳴が上がっております。

本日はいよいよ仕上げの一日です。午前中から公開舞台稽古の時刻(午後四時)まで数回の稽古を繰り返します。
さて・・・今日は何回稽古する事になりますやら。
明日の本番はたった一回の公演だけなので、今日は思い残すことのないように皆さんと舞台を楽しんで稽古を締めくくりたいと思います。
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